アールト大学 IDBM留学日記

デザイン × ビジネス × テクノロジー

プレオリエンテーション / Aaltoes / DASH

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今日は午後からNuDeという学生会の主催による、Aalto大学のSchool of Arts, Design, and Architecture 所属の新しい学生/学院生のためのプレオリエンテーションとネットワーキングパーティーがあったので、それに出席してきました。

学生会NuDeとは

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タイトルのNuDe Fal(l)se Startは NuDe(Nuoret Designerit ry - 英語に訳すとYoung Designers' Organization)という学生会がFall Semester (秋の新学期)のStart(始まり)を祝した会です。フィンランド語で「ry」は rekisteröity yhdistys の略で、いわゆるNPO組織です。この会の主目的は、イベントやセミナー、パーティを開催したり、学生がスムーズに学業に打ち込めるようにすることです。今日の新入生ウェルカムイベントもその一貫ですね。またNuDeはベジタリアンレストランや映画館の会社を2つ経営してるそうです。出た利益は学生にイベント等の開催という形で全て返すそうです。

プレオリエンテーションの内容

講堂のような部屋でまず1時間程度のプレゼンがありました。会のボードメンバー紹介や関連サークルの紹介もありました。Aaltoes (Aalto Entrepreneurship Society)というスタートアップグループやDash(ヨーロッパ最大のデザインハッカソン)など、関わりたいと思えるサークルの紹介がありました。彼らのプレゼンが非常に面白かったので備忘録的にも以下に記載したいと思います。

SLUSHの前身のAaltoesとは

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上で紹介に出た、Aaltoesは Aalto Entrepreneurship Societyです。「学生による、学生のため」のこの会の目的は、次世代の起業家達を育成すること。ヨーロッパ最大のスタートアップイベント「SLUSH」の前身がこの組織です。Aaltoesができた経緯は、2008年のこと。ヘルシンキの大学の教授が学生達に向かってこう言ったそうです:「起業家になるのは人生で最悪の決断だ。コンサルや金融に行け」と。それを不思議に思った当時のアールト大学生数人は、後々アールト大学どころか、フィンランドの国も変えてしまう旅にでました。旅の途中でMITのとある教授に会った学生たちは「学んだことに対して行動しろ」ということを学び、帰ってきました。そしてAaltoesという起業組織を立ち上げました。1年以内にはキャンパス内でStartup Saunaという場所も作ることができ、2011年(わずか3年後)にはヨーロッパ最大の起業イベントSLUSHを開催するまでに至り、2016年には2万人近くも来場し数百ものファンディングが発生するイベントにまでに成長したそうです。SLUSHは日本版もありますね。ちなみにこの会ができるまではフィンランドは起業ということに対してあまり文化がなかったそうです。

デザインハッカソンDASHとは

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DASHはAaltoesによって開催されている「デザインハッカソン」です。イベントのそれ自体は目的ではなく、ハッカソンを通じてデザイン思考を用いた手法をビジネスに生かすチャンスを学ぶことがゴールです。DASHと関連して他にも様々なイベントも開催しているそうです。以下のビデオは昨年のデザインハッカソンの様子:

 

ネットワーキングパーティ

講堂でのプレゼンのあと、かなり適当にグループ分けされた形で5つほどワークショッップ的なコーナーを周回して体験し、その後はネットワーキングパーティ。文字通り、色々な人と会い、どんどん親交を深めましょうというタイムです。僕自身はIDBM所属ですが、同じプログラムの数人と(やっと!)会えることができました。Collaborative Industrial DesignやContemporary Design といった、他にもメジャーな分野所属の優秀な学生とも繋がれました。「自分の専門のデザインだけじゃなく、他の分野を学ぶことでもっとデザインが良いものになる」とのマインドセットを持った学生が本当にたくさんいて、自分と同じようなモチベーションを持っている人と会えたことがとにかく嬉しかったです。