フィンランドでの銀行口座の開設
今日はフィンランドでの銀行口座の開設についてです。1年以内の交換留学の場合は手間も考えると開設の必要はありませんが、2年間生活するのでさすがに銀行口座は必要です。そこで、学校側からも推奨されている北欧で一番大きい銀行「Nordea銀行」に行ってきました。
他の方の苦労話も事前に聞いていたので、かなり大変そうな印象を持っておりましたが、結論としては「想像していたほど大変ではなかった」です。
前提:
- 僕は日本国籍であること
- 僕は留学生であること
持っていくもの:
- パスポート
- residence permit
- maistraatti(地区行政事務所?) から郵送されてきた手紙(外国人登録が完了した証明)
- 学校からのドキュメント(フルタイムの学生として学校に参加しますという証明)
- 電話番号(電話番号付きプリペイドSIMをそのまま延長し続けている)
Nordea銀行に向かう
ヘルシンキ中央駅から徒歩5分程のところにある、Nordea銀行の支店に行きました。多くの支店では先に電話でアポイントをとってからでないといけないみたいですが、ここは支店として大きかったので、ウォークインでも大丈夫だったのでここにしました。朝10時から開店なので僕は9時50分に到着。ドアが開くまで待機です。周りにも10名ほど待ち人がいました。
受付を済ませる
ドアが開いたら、受付っぽいデスクに行き、「口座開きたいです」と申し出ます。「ドキュメント全部持ってんの?」と聞かれるので「はい」と答え、受付番号をもらいます。受付が早かったこともあり、幸運にも待ち時間はほぼゼロで通されました。銀行の中は歴史あるヨーロッパの銀行のように荘厳な内装でした(高い天井とか大理石っぽい柱とか)。写真を撮りたかったですが流石にマズそうだったので控えました。
口座開設の手続き開始
担当のブースに案内され、ドキュメント一式を渡し、手続き開始です。近年はEUでもマネーロンダリングの対策や、KYC(Know Your Customers)の法令で、銀行側も顧客について把握してなければいけません。したがって、口座開設には色々なことを聞かれます。以下はそんな一部:
- 「この口座の開設目的は何か」
- 「現地で働くつもりか」
- 「家族は何をしているのか」
- 「家族は政治に影響を与える立場か」
- 「他の国に口座は持っているのか」
- 「いくらの金額がこの口座でやりとりされるのか」
などなど。
今朝の日経新聞(8/16/2018)にも記事がありましたが、EU圏内への難民流入が問題となっているのもあり、外国人への口座登録も厳しくなっているのだと感じ取ることができました。複雑です。
口座開設完了
無事に手続きも完了し、契約書にサインをすれば完了です。1〜2週間ほどでカードとかハードコピーとかネットバンキングのログイン情報とか色々郵送されてくるようです。今回僕が開設した口座は以下のような機能がついてきます:
- ネットバンキング機能(オンラインで口座を閲覧したり、請求の支払いを済ませたりできる)
- モバイルアプリ機能
- ATMでのトランザクション
- Nordea Electron カード(デビットカードのようなもの。ATMで現金下ろしたり、オンラインでものを購入するのに使います)
ちなみにここの銀行は残高に関わらず毎月口座維持手数料がとられます。モバイルアプリをダウンロードすれば3ユーロくらい、そうでなければ7ユーロくらい。
僕:「えっ、高っ!」
Nordea 担当者:「えっ、普通だよ!」